白色申告のコツ その3
「白色申告のコツ」 その3
白色から青色へ変わるとき
■読者さまからメールをいただきました。
ありがとうございます。メールは嬉しいですね。
こんな質問でした。
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> 白色シリーズ、なるほどなぁと読ませていただいてます。
> 私は現在ネットからの収入が平均10万円前後を行ったり
> 来たり。
> 青色にするのはちょっと戸惑いがあります・・・。
> ただ、白色と比較するとメリットが大きいのがよくわかり
> ました。
> 今後、お小遣い稼ぎで終わるのか、もっと本腰を入れるのか
> ということでとても参考になりました。
> 次も楽しみにしています。
ここまで -----------------------------
すごいですね。
月10万円も稼いでいるとは。
これだけでも、稼いでいる1割の人ですね。
こんなメールを返しました。
ここから------------------------------
いつもご購読ありがとうございます。
青色にするタイミングは、「えいやっ」てな感じです。
その気になったときがベストタイミングです。
それまでは、じっくり力を蓄えておけばいいですよ。
ここまで -----------------------------
まぁ、これは自分の時を思い出したので、こんな返答
にしてしまったのですが、よくよく考えると、いくつか
ポイントがあることに気付きました。
というわけで、この点を今回の記事にて、
少し掘り下げてみます。
■白色から青色に変わるタイミング
青色申告になる人のパターンは決まっています。
パターン1
白色申告の個人事業主だったが、青色申告のメリットを
最大限受けたくなったので、年がかわるタイミングで、
青色申告の申請を、3月15日までに行った。
パターン2
個人事業主でもなんでもなかったが、収入が確定申告を必要
とする金額になりそうだったので、個人事業主の開業届けと
同時に、青色申告の申請もした。
ワタクシ、あすきっとは、パターン2です。
ずいぶんと思い切ったことをしたものです。
■判断基準
前にも書きましたが、会社員など、他に収入がある人は、
年間20万円の所得、
専業主婦のように、他に収入のない人は、
年間38万円の所得、
これを超えると、確定申告が必要です。
ただ、収入が少ないうちは、個人事業主にならずに、
しばらくは白色申告のままでもいいわけです。
なんてったって、わずらわしい記帳義務がありません。
経費ごとに領収書をまとめておけばいいのです。
65万円 もしくは 300万円
これらを判断基準にしたらいいでしょう。
300万円を超えると、たとえ白色申告でも記帳義務が
発生します。
どうせ記帳することになるのなら、と、そのタイミング
で青色申告にするのもいいでしょう。
65万円、というのは、青色申告の最大のメリット
所得控除
の金額そのものです。
ネットからの収入 − 経費
が、
年間65万円を超えるなら、青色申告だと
所得金額を大幅に減らすことができます。
65万円と300万円の間で、
大いに迷ってください。
メールをいただけたら、相談にのりますよ。